急性心筋梗塞は心臓に栄養を送る血管(冠動脈)が突然つまる病気。およそ3人に1人では、全く前兆(狭心症)なしに発症します。突然死の原因にもなりますので、その症状を知り、初期の対応を誤らないことが大切です。
冠動脈に動脈硬化が起こることなどで、内腔が狭くなったり、詰まったりします。
重度の「狭心症」や、「急性心筋梗塞」が起こった場合は、「カテーテル治療」や「バイパス手術」などが行われます。それぞれの長所と短所をきちんと理解したうえで、自分に合った治療法について、担当医とよく相談しましょう。
狭心症・心筋梗塞の治療後、再発を防ぎ、快適な生活を営むために欠かせないのが「心臓リハビリテーション」です。患者さんの回復のために、医師や看護師、理学療法士、検査技師などがチームを組んで行います。
生活習慣が乱れていると、心臓を巡る冠動脈が硬く、狭くなり、狭心症や心筋梗塞の要因になります。とくに注意すべき危険因子が、脂肪分や塩分の多い食生活、喫煙、運動不足です。予防するには、日々の暮らしを見直すことが第一といえるでしょう。